溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「ほぇ?」

なにも考えずに聞いていたものだから急に話を振られて間抜けな声が出て、頬が一気に熱くなって俯くと、耳に小さくくすりと笑い声が届いた。
顔をあげたけど君嶋課長は真顔で私を見てて……気のせい、だったのかな。

「えっと。
家族だけですよね?
だったら、父と母と、祖父母だけです。
あ、母方の祖父母は遠方なので、無理だと思います。
なので四人ですね」

「親しい友人やどうしても呼びたい人は呼んでいいんだぞ」

「あの、お心遣いはありがたいんですが、その、……友達、いないので」

きっとこんな急な結婚じゃなかったとしても、私の招待客は閑散としていただろう。
そう考えると、この結婚はよかったのかもしれない。

「わかった」

慰めるようにか、ぽんぽんと君嶋課長の手が私のあたまにふれた。
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