溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
なにか言いたげにじっと私を見つめていたけれど、すぐにふぃっと逸らす。

……もしかして、後悔してるのかな。

幸せいっぱいのはずなのに、また心の中で小さくはぁっとため息をついた。

君嶋課長に腕を取られて退場すると、まばらな拍手しか起きなかった。
事情が事情だけに仕方ないかもしれない。

本日何度目かのため息を心の中でついたら、急に力強い拍手が聞こえてきた。
見ると、父が立ち上がってひとり、一生懸命拍手をしてくれている。

……お父さん。

父の気持ちが嬉しくて涙が浮いてきたが、なんでもない顔をして誤魔化した。

ブーケは麗奈さんに渡したが、睨まれた。

「お……蔵人さんを不幸にしたら許さない。
そんなことになったら、私が蔵人さんを奪いに行くから!」
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