【続】strawberry tea
『こんにちは♪』
「こんにちは!」
あたしと柚も挨拶。
『凄い人ですね!
先輩達は守谷君見にきたんですか?』
………正確には、柚は康輝君を見に、だけどね。
「うん!
でも人が凄すぎて………見れる場所が無いよ…」
あたしがそう言うと、
麗華ちゃんはクスッと
妖艶に笑った。
『実は、私と先輩達が見られるようにって、お兄ちゃんが席とっておいてくれたんですよ!』
え……
「『ええっ!?』」
マジでっ!?
『良かったら、先輩達もそこで一緒に見ませんか!?よく見える所なんですよ!』
康輝君ナイスッ!
そんなこんなで、
康輝君がとっておいてくれた席に到着。
そこは階段を上がって、
上からコートが見られる席。
しかも良く見える所。
『凄ーい…』
「ラッキーだね!」
柚の彼氏ってば超良い人じゃん!(※彼氏じゃありません)
『飲み物買ってきましょうか?』
麗華ちゃんが言った。
「え!?いえいえ!!」
『お構いなく!!』
麗華ちゃんて、本当に気が利く子だよな~。
麗華ちゃんはウキウキと
物凄く楽しそうだ。
……あ゙。
あたし、何気に………麗華ちゃんに惚れられてんだっけ…(汗)
最初は蓮が好きだと言って、どっちが先に蓮を"誘惑"できるか、という勝負を突きつけてきたんだよね……
そう……意外に大胆な麗華ちゃん…(汗)