クールなサイボーグ部長の素顔
もぐもぐと、食べ終わると紅茶が出てきた。
なんていう、至れり尽くせり…
って、違う!なにをお世話されて流されてるの私!

一刻も早く逃げだずつもりだったんじゃないのか?
なんで、ここで和んじゃってるの!

って、怠すぎて歩けないし、動くのもしんどいんでした。
すべて、このサイボーグと思いきや肉食男子だった課長のせいで。

とりあえず、出された紅茶を飲む。
お茶って落ち着くよね。ってダメダメ私!
しっかりしろ、私!

すると、隣からまたも笑い声がする。
ジロっと目を向けると

「千波は仕事以外だと考えてることが顔によく出るな」

クスクスしながらも私を囲いこんでニコニコしている。
そういう課長こそ、よく笑ってませんか?
普段の無表情はなんなの?ってくらいの勢いですけど?とまじまじと見つめると

「ん?俺も会社ではそこそこ気を張ってるだけだぞ?」

いや、あなたのは仕事の鬼のサイボーグ状態もそこそこ仕様でしょうよ。
ジト目を向けると

「まぁ、笑顔やらなんやらは千波が居ればこそだな。俺は千波に夢中だから。彼氏が居る間は動けなかった。でも別れたなら問題ないだろう?」

さらっと言い切った課長に

「やけ酒して、迂闊にも着いて来た私にも問題はあるけれど。流されたけれども!抱き潰して動けないようにするのはやり過ぎでしょう?!」

私、多分間違ってない、と思う。
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