クールなサイボーグ部長の素顔
サイボーグ部長が溺愛?!~肉食男子の本領発揮~
土曜日、課長は宣言通りにその後はキスくらいはするものの、手を出してはこなかった。
その日は夜は、私を抱えたまま沿うように二人で寝た。
ほんとに寝るだけ。

動けるようになった翌日の日曜日、朝早く目覚めた私は落ち着くためにも早々に一人になるべく、書置きだけを残し課長の家から自宅に逃げ帰った。
きちんと話さずに帰ったのだから、帰ったのだけど、逃げてもいたのだろう。
でも、ホントに落ち着きたかったのだ。
あのまま過ごすと、絆されて流されそうな感じがヒシヒシと感じられたから。
だって、いつもの無表情はなくって、ひたすら優しく甘いなんて…
こっちの身が持たない。
ギャップありすぎでしょう…

色々回想して、悶絶して、のたうってるうちに日曜日は終わってしまった。
翌、月曜日。
一日振りに課長と顔を合わせる。
あ、今日から部長だった。

そんな感じで、どぎまぎしながらしながら出勤すれば部長になった木島さんは早速部長会議に出席のため席を外していた。

ホッと息をついて自席に着くとパソコンを起動した。

「おはようございます!伊月さん、金曜は大丈夫でした?」

挨拶とともに聞いてきたのは、あの日の幹事の高橋くん。

「えぇ、木島部長が送ってくれたから、大丈夫だったわ。迷惑かけてたわよね?ごめんなさいね。もう大丈夫だから」

そうニコッと伝えれば
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