クールなサイボーグ部長の素顔
エコーを当てると、底にはこの間よりさらに大きくなった赤ちゃんが映る。

しかも起きてるのか動いている。

「可愛いな」

初めてみるエコーに和臣さんが呟いた。

「ね、動いてるね」

そう話してると

「お父さんは初めてご一緒の来院ですね。心音お聞かせしますね?」

すると、私が前に聞いた力強い音が聞こえてくる。

『バクーバクーバクーバクー』

「すごい、早い音だな」
「うん、すごいよね。元気みたいだね」

ニコニコと二人で話してると

「えぇ、元気ですね!あ、今日はもしかしたらこの角度なら性別わかるかも知れませんね。どうしますか?」

そう聞かれて、びっくりする。

「え、先生もう分かりますか?」

「もう、ハッキリはしてるんですよ。ただ、赤ちゃんの向きとか角度で見えやすい見えにくいってあって。今日は向き良さそうなので見る事出来ると思いますよ」

先生の言葉を聞いて、和臣さんを見ればとても興味津々になっている。

「先生見えたら教えて下さい」

そう伝えて、先生がエコーを動かすと

「あぁ、見えましたね」

「どっちですか?」

声を揃えて聞くと

「ほら、ここ見てください。縦にせんが入ってるでしょう?女の子ですね」

そう言われた。
私はやっぱり女の子だった事に満足していると。

「先生、確定ですか?」

そう聞く和臣さん。
確かに性別聞いてたのと違うというのは本等に載っていた。
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