ー 君の落とし物は空へ続いてる ー
ホテルは、とても素敵なホテルだった。

私は荷物を置いて直ぐ様ベットに横になる。


と、言うか強制的に横にならされた。


「ごめんね」

せっかくのイブなのにーー



レストランでケーキ食べてお祝いしょうって言ったのに……。


私のせいで、出来なくて私は布団に顔をうめて泣いた。



透がいない。



私は顔を出して、部屋を見渡した。



透ーーー。



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