レヴィオルストーリー2

「…俺らはお邪魔なようですね」

コニスが立ち上がって微笑んだ。

他の三人も同じく立ち上がり、マケドニスもソファーから腰を浮かす。


「側近さん、貴方はよろしくてよ。ここにいて下さいな。」

「…えっ、よろしいのでしょうか。」

「側近は主人から離れてはいけませんわ」


そう言われてマケドニスは座り直した。


四人が去り、応接間にはサリルナ教皇とその側近の女性、アレンとマケドニスだけしかいなくなる。


「さて、と。どこからお話しましょうか。」

サリルナ教皇は相変わらず微笑んだまま首を傾げる。

全く年齢がわからない彼女がそうするとまだ20代にすら見えるが、彼女が教皇になって既に15年以上が経っているらしい。


アレンの方は微笑みもせずに教皇を見つめていた。




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