レヴィオルストーリー2
しかし、ルルアンの次の言葉でギルクは力を緩めてしまった。
「嫌だ!離して!
あの人のところに行くっ!!」
叫んだルルアンはギルクの力が緩んだのを感じると、するっと抜け出しブエノルのもとに駆けていった。
ブエノルはニヤニヤして小さな子供を迎え、ルルアンは彼の後ろに隠れる。
ギルクとイルは、最初は何が起きたのか理解できず何も言えなかった。
「どうした?何を固まっておる」
ブエノルが意地の悪い笑みを浮かべて二人に訊く。
ハッとした二人は怪訝そうにブエノルとその後ろのルルアンを見た。
「…おい、ルルアン?」
ギルクが半信半疑で声をかける。
ルルアンは気まずそうに目を逸らした。
「ルルアン、何してんの?」
イルもいつもの明るい笑みを消し、真剣に真っ直ぐルルアンに目を向ける。
その二人の疑問に答えたのは、ルルアンではなかった。