レヴィオルストーリー2

「何言ってんのレイっ!そんなの言っちゃ駄目!アレンは大丈夫なんだからッ」



本気で怒るイルに、レイは涙を止め目を見開いて驚いた。


イルは鼻息荒くレイを遠慮なく睨み付ける。




「…ご、めんなさい。そうよね…。私、どうしてもお父さんと今のアレンが重なって…っ」



そう言ってまた泣き出したレイに、イルは今度は眉をへにょんと下げた。



ギルクが好きなイルの表情トップ10に入る代物だ。





「…レイ。気持ちはわかるけど、泣いてちゃアレンは喜ばないわよ」


「…うん…」



そうしてしばらくして落ち着いたレイは、イルに支えられ宥められ何とか立ち上がる。


しかし顔色悪くふらつくと、涙を拭ってからまた座り込んでしまった。



「レイ!もうっ、無理するからでしょッ!」

「大丈夫よ」



ムッとしたレイはイルを見上げると立ち上がってみせる。



それを見たイルはにっこり笑うと手を差し出した。






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