mariage~酒と肴、それから恋~《6》
「良かった口に合って」

ほっとして、またニコッ。愛しい凱くん。


さて、次は。

まったりとした卵黄潰して、醤油たらして、今日のトッピングは、釜揚げしらす。


サラサラとかっこんで、ビールをぐびぐび~~で、スッキリ~♪♪♪

これがまた、ビールにも合うんだな。


卵かけご飯とビールって、意外とイケるんだ。

豚汁も、ご飯だけじゃなくてビールにも合う。


ビール万能。ビール万歳。


気取ってなくて、毎日飲むのにちょうどいい。

普通の毎日に、ちょうどいい感じがちょうどいい。

ビール最高。


なんて、本当にどうでも良いこと考えてたら、向かいの凱くんはちょっと真面目な顔をしていた。


「結希乃ちゃん」


「ん?」


「今さらだけど、ゴメンね。年末年始休みなくて。ゆっくり過ごせないどころか、ゆっくり話す時間も作れなくて」


え?何よ、急に?

改まった口調で言うもんだから、面食らいつつも私はいつも通り余裕の笑みを浮かべる。

「仕方ないよ、仕事だもん」


…だって、他に何も言えないでしょ?
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