mariage~酒と肴、それから恋~《6》
今日はもう、私も疲れてるし。何より凱くんはこれから仕事だから、疲れるような話はしたくない。
今日は、豚汁作ってくれたから。
わざわざ傘まで持ってきてくれたから。
ビール冷やしておいてくれたから。
それで良し。
一人で納得。いつもこの繰返しだけど、良いじゃん。
でも、いつもならここで終わる会話が、このときは珍しく続いた。
「…実は、自分のチームの後輩が急に辞めちゃって大変だったんだ」
「急に?どうして?」
「投薬量のミスがあって。結果的に患者さんは大丈夫だったから良かったんだけど。もちろんミスはいけないんだけど、それまでずっと頑張ってきてた子だったから、何とか引き留めようとしたけど、無理だった」
凱くんは無念そうに息をついた。
「そうだったんだ…」
看護師さんって、大変だよなぁ…。
神経のすり減らし方とか普通の会社員とは比べ物にならないんだろうな…。
胸が痛む。
「年末年始が鬼のように忙しくて、余裕なくて、ちょっと弱音吐いちゃいそうだった」
今日は、豚汁作ってくれたから。
わざわざ傘まで持ってきてくれたから。
ビール冷やしておいてくれたから。
それで良し。
一人で納得。いつもこの繰返しだけど、良いじゃん。
でも、いつもならここで終わる会話が、このときは珍しく続いた。
「…実は、自分のチームの後輩が急に辞めちゃって大変だったんだ」
「急に?どうして?」
「投薬量のミスがあって。結果的に患者さんは大丈夫だったから良かったんだけど。もちろんミスはいけないんだけど、それまでずっと頑張ってきてた子だったから、何とか引き留めようとしたけど、無理だった」
凱くんは無念そうに息をついた。
「そうだったんだ…」
看護師さんって、大変だよなぁ…。
神経のすり減らし方とか普通の会社員とは比べ物にならないんだろうな…。
胸が痛む。
「年末年始が鬼のように忙しくて、余裕なくて、ちょっと弱音吐いちゃいそうだった」