【長完】Keeper.l
「はい!はい!私、姫の

松浦 千歩 (まつうら ちほ)高1!宜しくね!」

ふわふわしたお姫様が、松浦千歩。

「んじゃあ~、僕!!永富 雪(ながとみ せつ)だよ〜。僕も高1!親衛隊長!」

語尾を伸ばして、警戒心が強い藍色の髪が、永富 雪。

「じゃあ、次は俺かな?俺は、

時友 律(ときとも りつ )高2。参謀だよ。」

茶髪メガネが、時友 律。笑顔が胡散臭く、目が笑っていない。嫌、だな。

……………………………。

誰も、話さない。あれ?次、私?

「次は、輝だよ?」

茶髪め……じゃなかった。時友がブラックスマイルで金髪を促す。おお、怖。思わず鳥肌が立った。こんなやつ、本当にいるんだな。

「チッ。相澤 輝 (あいざわ ひかる)。副総長で特攻隊長。」

目つきの鋭い金髪が、相澤 輝。

さっきはうるさかったのに。人見知り?それとも………。

「ごめんね。こいつ、女嫌いなんだ。」

やっぱり。

『別に構わない。』

ちなみに、こいつも高2らしい。

「じゃあ、次は龍輝だね。」

「ああ。十勝 龍輝(とかち りゅうき)。神龍の総長。高2。」

私を連れてきた金銀メッシュが、十勝 龍輝。

十勝に相澤、ね。この苗字って、意外と多いものなの?

まぁ、偶然よね。


これで、全員か。次は、私。

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