【長完】Keeper.l
「千歩?」

「あ、ごめん。なんだっけ。」

「理事長が優しそうって話。僕、苦手だなぁ〜。」

「そう……かな。ていうか、雪くんにも苦手な人いるんだね。」

「当たり前でしょ〜?まぁ、理事長は基本的に女の人に甘いんだよね〜。まぁ、里香ちゃん美人だしきっと怒られないでしょ。」

「そっか!!よか『『なん……で。なんでアンタが、ここにいんのよ!!?』』」


急に大きな声が響き渡る。思わず後ろを振り返れば扉のしまった理事長。

「……、」

「え?……え?今の声、里香ちゃん…だよね?」

「行こう。」

「え?あっ 待って雪くん!!」

雪くんは、私の手を握って走り出した。



1つ、引っかかった事がある。雪くんの語尾が伸びていなかった。


雪くんは、何か大事なことがあるときは語尾を伸ばさない。


メリハリを付けてるって言ってた。

里香ちゃん、何か、あったの?

大丈夫?
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