わたしのキャラメル王子様・番外編
「もしもし悠君?」
「どーした?元気なくない?」
「それが……」
現状を話したら、電話の向こうで転げ回ってるんじゃないかと思うほど悠君は大笑いした。
しかもすぐ近くにいるらしく、
そっちに行くねって言ってくれた。
みんなカップル参加だったみたいで電話をしたらしいけど、大掃除に必死だった私はそれにちっとも気づかず……じゃあ迎えにいってくるって場を抜けてきたらしい。
5分もしないうちに
大通りの向こうに悠君が見えた。
うしろで信号待ちしてる女の子たちにチラチラ見られてるけど、相変わらずそれにちっとも気づいてないな。
それどころか私を見つけて大きく手を振るもんだから、女の子たちの視線が自然とこっちに集まった。
私は彼女たちから、あのイケメン君のお手振りをもらうのに相応しい子に見えてるのかな。
ダイエットするくらいじゃたぶん足りない。魅力的な女の子になるために、他に何をしたらいいんだろう。