わたしのキャラメル王子様・番外編

こうして遠目に眺めて思う。
悠君はカッコいいって。
最近になってやっとそれを素直に認められるようになった。



一緒におっきくなったせいで
(男の子らしくなったな)
(背が伸びたな)
なんて思うことはしょっちゅうだったけど



(イケメン)とか(王子)
なんて認識したことはなかった。



(アホすぎる〜!)(子供なの?)
そんなふうに呆れることのほうが多くて
私を好きだといって譲らない彼の気持ちを本気にできず、はぐらかして流してきた。



でも悠君は子供のように真っ直ぐに、好きだって伝えようといつだって一生懸命だった。



今だってきっとそう。



信号が青になったとたんに悠君は
笑顔で私の方へ駆けてきた。



迷わずまっすぐに。
ヤバイなぁ、すごいしあわせだ〜。

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