~白の恋人~
○白のバレンタイン

2月12日


「・・・澪ちゃん!」
「華。どうしたの?」
「澪ちゃんは明後日のバレンタインどうするの?」
「・・・え?」


刑事課特別チーム白 捜査室
4人揃って捜査資料と睨めっこしていたが、

「糖分いる!!休憩する!!」

と言う竜也の声で、捜査室の隅にある小さな給湯室で澪と華がコーヒーを入れている。

「澪ちゃん、もしかして忘れてた?」
「・・・すっかり忘れてた・・・。」
「まぁねー。澪ちゃん、龍くんと・・・。ふふっ。色々あったもんねー。ふふふー。」

「ちょっ!華!バカ!」
「・・・でも良かったね!」
「・・・うん。華、ありがと。」

「ふふっ。私もどうするか決めてなくてさー。今日、どっかに食べに行って相談しない?」
「する!」
「じゃあ、決まりね!」

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