~白の恋人~
龍と竜也のコーヒー、澪のカフェオレ、華のミルクティーと、虎がくれたお菓子を持って、
眉間にシワを寄せている2人に持って行く。
「はい。糖分。これ、トラさんがくれたお菓子ね。」
「休憩しよ!」
「おう。」
「サンキュー!!」
「あ、今日さ、澪ちゃんと2人でご飯行ってきていい?」
「・・・え?」
ポツリと呟かれた龍の声は誰にも届いていない。
「おう。華帰ってきたら俺ん家来いよ?」
「はーい!」
「龍、いい?」
笑って聞いた澪に龍は何も言えず、
「おう。あんまり遅くなるなよ。」
「はーい。」