~白の恋人~

龍は澪を引き剥がし、手を顎に置いて上を向かせる。

「んっ!」

少し強引に押し付けられる唇。
角度を変え、何度も口付けながら上に回る。
唇が離れたと思ったら、龍はTシャツを脱ぎ、ニヤリと笑って澪に言う。

「お前が煽ったんだから、いいよな?」

「えっ!?そんなつもりな・・・」

澪の言葉を飲み込むように口付けられる。
龍の舌が入ってきて、左手はパジャマのボタンをはずしている。

「これ、脱がしやすくていいな。」

龍が耳元で呟く。

華とお揃いで買ったパジャマ。澪はネイビーを買い、夏用で下はショートパンツになっている。
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