~白の恋人~
「んっ・・・龍・・・。」
「・・・嫌?」
龍が脱がしている手を止め、優しい顔で澪を見下ろして、右手で澪の頭を撫でながら聞く。
「・・・嫌・・・じゃない。」
「ん。」
再開される口付け。脱がされる服。
何度、身体を重ねていても慣れることなんてなくて。
身体を重ねる度に快楽が襲ってくる。
終わった後は抱き締めて頭を撫でてくれる。
「・・・眠い・・・」
「ははっ。もう半分寝てんじゃねーか。・・・おやすみ。」
「・・・ん。」
(まさか自分からキスしてくるなんてな。
・・・・・・あれは結構な破壊力だったな・・・。)
自分の腕の中で眠る澪にそっと微笑んでキスをして眠りについた────。