~白の恋人~

冷静になれば、龍の笑った顔が見たいと思ってしまう。
そういえば、生理前だったな。と思い出す。

自分も悪かった。
あれから口も開かず、閉じこもった。
話すら聞かなかった。

元々、ズルズルと引きずるタイプではない。
龍のことは好きだ。

(今日、龍が話してきたら、ちゃんと聞いて仲直りしよう・・・。)


そう思っていると、

バタンッ

「「おっはよー!!」」

勢い良く捜査室の扉が開き、竜也と華が出勤してきた。


< 169 / 205 >

この作品をシェア

pagetop