~白の恋人~

約1年住んだマンションへ帰ってくる。
澪は仕事の準備をして龍の部屋へ一緒に入る。

「またいつ忙しくなるか分かんねーから、適当に荷物まとめて行けよ。」
「うん。部屋、何部屋あるの? 」
「3LDK」
「凄いね!」
「同棲だしお互いの部屋と、あとは寝室にしたらいーだろ。」
「うん、そうだね。」
「ダイニングテーブル買おーぜ。」
「ふふっ。楽しみだね。」


(・・・うん。楽しみ。龍のこと大好きだし、一緒に居たい。
・・・だけど、華と離れることになるんだよね。近いって言ってもやっぱり少し寂しいな・・・。)


澪は少し離れる相棒を想って寂しくなっていた────。

< 69 / 205 >

この作品をシェア

pagetop