彼氏売買所
☆☆☆

デート自体は上手く行った。


喫茶未来を待ち合わせ場所にしていたから、売るまでの時間も最短で済んだ。


けど……。


あたしは喫茶未来から出て、ため息を吐き出した。


今日の2人はさえない男だと理解していたけれど、2人合わせた金額がたったの60万円だったのだ。


こんなお金じゃ全然足りない。


あたしがガッカリして肩を落とすのも、無理はなかった。


せめて100万円に到達していれば、少しは足しになったかもしれないのに。


そう思いながらも早足で○×金融へと向かった。
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