監禁少女
スミレが近づいて来た瞬間、あたしはあの動画を思い出してしまった。


近づいてくるスミレを警戒して見つめる。


「美世、大丈夫?」


スミレの後ろからようやくついて来た美世へ向けてそう声をかけた。


美世は小さく頷くだけで、視線をそらせてしまった。


もしかしたら、美世もあの動画を見たのかもしれない。


「2人とも、ここに監禁されてたんだよね?」


そう聞くと、2人とも頷いた。


「なんで……」


あたしたち3人の共通点と言えば、同じ中学校に通っていたことくらいだ。
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