監禁少女
あれは……手錠の鍵!?


「これが欲しいか」


相変わらずの機械音がそう聞いて来た。


美世がすかさず「欲しい!」と、叫んだ。


覆面男は手の中で鍵を弄んでいる。


「背中に手を回されていたら、移動しにくいだろ」


そう言って男が近づいて来た。


手錠を外される……?


そう思った時だった。
< 92 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop