毒舌社長は甘い秘密を隠す
「社長、お先に休ませていただきます」
膝上までの大きなTシャツを着た彼女が、ダイニングテーブルに置いていた携帯を手に話しかけてきた。
「待って、俺も寝る」
「なにか調べものをされていたのではないんですか?」
「ん? あぁ、だいたい終わったからいい」
黒縁眼鏡をかけたまま、タブレットを手に彼女の横を通り過ぎる。
「電気、消してきて」
「はい」
何度見ても、すっぴんの破壊力はすごい。
あどけなさが残っている彼女のそれは、俺の保護欲や独占欲を駆り立ててきた。
後ろをついてきた彼女は、俺と並んでベッドに横たわった。
三カ月経っても、ドキドキする。
毎夜抱きしめても足りなくて、一生このままでいいと思えるほど心地いい。
アルパカの触感が好きなのは本当だけど、アルパの代わりに癒してほしいなんて、ただの言い訳。
こうして君を囲って、他の誰にも触れさせないようにするためだったんだ。