毒舌社長は甘い秘密を隠す
「社長はなにをしてる時が楽しいですか?」
「仕事かな」
「そう仰ると思いました」
くすっと笑う彼女は、デザートのパフェを食べている。唇に少し付いた生クリームを舌先で舐めとる表情がやたら色っぽくて、やけにドキドキさせられる。
「甘いもの、好きなんだな」
「はい、大好きですよ。生クリームのスイーツが特に」
「生クリームか」
ハワイと生クリーム。この二つを抑えたら、もっと喜んでくれるかもしれない。
まるで初恋の相手と初デートをしている中学生のような発想だけど、とにかく彼女に喜んでもらえるならなんだっていいと思った。
俺といて楽しい、嬉しいって思ってほしい。
もっと一緒にいたいと願ってほしい。
一生、俺の隣で過ごしていたいって言ってもらえるなら、どんな我儘だって叶えてしまいそうだ。