桔梗の華 ~途中公開~


「え?依頼?」

桔梗と神威も宿に戻り
蘭丸と凛丸の言った言葉に驚いていた

「うん、僕達これでも退治屋で有名だからさ!ここの村の人が妖怪退治の依頼をしてきたんだよ。この村の外れにある祠から毎晩奇妙な声が聞こえるって」


「旅するんなら銭も必要だし引き受けたけど今日の夜はその祠に行こうと思うけど、桔梗達も行こーぜ?」


そっか、2人は退治屋だもんね
それに妖怪の仕業ならほっとけないし
もちろんと返事をした
隣では不機嫌なオーラが漂ってるけど…

「でも奇妙な声ってどーゆこと?妖怪の仕業なの?」

「じゃね~の?行ってみないとわかんね~けど、村の人に被害はないらしいんだけどやっぱ何が起こるか分かんねーから頼んで来たと思うよ~」

祠から声か…

「とりあえずあと少しで日も暮れるし、僕達はもっかい村の人から話を聞いてくるから桔梗ちゃんたちはゆっくりしてて!」

蘭丸と凛丸はそう言って
宿から出て言った。


「時間のムダじゃねーか」

「まあまあ、闇雲に関係してるかもしれないしさ!」

けっと横になる神威を宥めて
私も久しぶりに温かい湯に浸かった。
ついでに帆は蘭丸の肩に乗っていった
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