桔梗の華 ~途中公開~


鬼が辿り着いた所は薄暗い洞窟で
私は洞窟の前に降ろされた。


「私を食べる気?!美味しくないから!!」

涙目になりながら鬼に訴えかけても
鬼はなんの反応も見せてこなかった

「…なにがしたいの?」

ジーと私の目を見る鬼
何かを訴えかけるような

「ねえ…」

私が声をかけようとしたら
いきなり鬼は苦しみ出した





「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


苦しむように頭を抱えてデカくて鋭い手が
周りの木を切り裂いていく

こ。こわいいいいい
絶対私も殺られるううう

頭を抱えて飛び散る石から隠れる


「…喰ウ…チカ…ラ…」



自分に言い聞かせるように呟く鬼

暴れてた鬼がバっと私を見て
ニヤっと笑う

さっきと様子が違う!!!

逃げようとするけど周りには
結界が張られていた

誰の?!


ジリジリと寄ってくる鬼に
私も後退してく…でもすぐ後ろには岩の壁
行き止まり…


でもさっきの鬼の様子が頭をよぎった

私を見据えて何かを訴えるように
なんだったの…
考えろ考えろ…




もしかして…

< 48 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop