愛されざかり~イジワル御曹司の目覚める独占欲~

望を寝かせて、夕飯の支度を済ませるとウトウトして来てしまい、少しだけとソファーに横になる。次に目が覚めたのは、帰宅した真紀さんに揺り起こされてからだった。


「里桜、お前が風邪引くぞ」
「あ、ごめん」


起き上がって夕飯の用意をしようとすると、手で制止された。


「俺がやるから。望もまだ寝てるし、少しゆっくりしていろ」
「ありがとう」

手早く用意してキッチンに立つ旦那様に胸がくすぐったくなる。
そっと背中から抱き付くと、驚かれた。


「どうした?」
「ん? 優しい旦那様がいて幸せだなって思って」


広い背中に顔を埋めると、真紀さんは身体の向きを変えて私を正面から抱きしめた。


「こちらこそ、いつもありがとう」


そう言って、キスを落としてくる。


「ん」


どんどんと深くなってくるキスに、思わず真紀さんの背中を叩くが望が寝ているのをいいことに、聞いてくれない。
つい、吐息と声が漏れると満足そうに微笑まれた。それにつられて私も微笑む。


『幸せ』


額をくっつけ合って、ふたり同時にそんな言葉が漏れたのだった。








END
< 262 / 262 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:746

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

君の花嫁
  • コミック掲載中

総文字数/16,573

恋愛(純愛)44ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
それは突然のことだった 「ここに印鑑を」 両親に連れられてきた大きな屋敷で言われた一言 目の前には無表情のまま私を見つめる美形男子。 と、婚姻届!? どういうこと? 私、綾川真琴17歳。 初対面の人と、本日…… 結婚します!!? H.23.7.1~23.12.31 ****** 気軽に感想下さい(*^^*) 手直し終わりました。 おまけページ追加しています ********************* R2.3月「俺の花嫁」にタイトルを変え、野いちごのピンクレーベルから書籍化! こちらは改稿前の作品です。加筆、修正はしておらず、誤字、脱字、変更点等もあります。 ご了承ください。 *********************
気がつけば愛でした
  • 書籍化作品

総文字数/136,779

恋愛(オフィスラブ)348ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*私の苦手なタイプ* ·冷たい ·偉そう ·意地悪 ·俺様 ·イケメン ·高身長 ·仕事の出来る人 つまり =我が社の営業課エースの高柳 律(たかやなぎ りつ)28歳 アイツは私の天敵。 なるべく関わらないようにしていたのに…。 なのに。 なのになぜ…目が覚めたら、アイツのベッドで寝ているのだろう!? H24.6.12~H.25.4.22 5/6 総合ランキング2位獲得。 ありがとうございます☆ 皆様のおかげで書籍化が決定しました。ありがとうございました。 こちらは改稿前の作品です。加筆、修正はしておらず、誤字、脱字、変更点等もあります。 ご了承下さい。
鬼上司のとろ甘な溺愛
  • 書籍化作品
[原題]キスから始まる恋なんて

総文字数/8,827

恋愛(キケン・ダーク)23ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
27歳の誕生日前日に陽菜子は6年付き合った彼氏に振られた。 ショックに打ちひしがれたその帰りに、コンビニで偶然会った上司。 神林 和真(33歳)に酔って泣きながらしつこく絡み、勢いで家へ。 やけくそにキスをせがんだが、そのキスが忘れられない。 次第に神林に惹かれていくが、神林には忘れられない大切な人がいた H28.11.24~H.29.3.23 ※H.29,7月にマカロン文庫より『鬼上司のとろ甘な溺愛』とタイトルを変えて、電子書籍化いたします。 こちらは改稿前の作品です。加筆、修正等はしておらず、誤字、脱字、変更点等もあります。ご了承ください。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop