iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
私は思わず手から持っていた坂本君のお財布を離してしまい、ボトンと床に落ちた。

あの時の電車の時よりも近い距離。

初めての香り。

強く背中に回る腕。

そして次の瞬間感じたのは、

全身の粟立ち。

違う、やだ、触らないで。

この香りじゃない、

この腕じゃない。

私が抱き締めて貰いたいのは、この人じゃない。
< 465 / 738 >

この作品をシェア

pagetop