iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「それより会社の前だよ?離して……」

私がそう言うと仁は肩を掴んで体を離した。
離してと自分で言ったのに、離れてしまった温もりに寂しくなるバカな私。

「とりあえず御飯食べて帰ろうか」

そして私に手を差し出す仁。

「うん……」

私は自分の手をゆっくりと仁の手に重ねる。


あったかい……

手も、心も……。

でもこの温もりも手離さなきゃいけない時が来る。


でも、今だけ……

今だけ、味あわさせて……。
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