iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
私は勢いよく起き上がると、すがるように仁の腕を両手で掴む。

「莉緒いきなり動いたら――」
「叶内さんは!?赤ちゃんは無事なの!?」

私は形振り構わず大声で叫んだ。

「……は?何を言って……」

目の前の呆然としている仁を見ていると、少しずつ冷静になってきた。

しまったと、私は咄嗟にバッと素早く両手で口を隠す。

これは叶内さんと私の二人だけの秘密だった――――


「どういう事……赤ちゃんって……」


その時、仁じゃない声が仁とは反対側から聞こえてきた。
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