iNG 現在進行形の恋【濃縮版】
「仁、お前、前に俺に言ったよな。鈴宮が欲しいならせめて同じ土俵に立てよって。今のお前にその言葉をそのまま返すよ」


仁の顔はもう見えない。


「莉、緒……」

背中から聞こえる掠れた声にグッと堪える。

そして拳を握り、心を奮い立たせて仁へと振り返る。

仁は呆然としていた。


「私は貴方の事は何とも思っていません。私は坂本君と付き合うことにしました」

「莉緒……」


続けて私は呆然としている仁に追い討ちをかける。


「貴方とは恋じゃなかった」

私の言葉に仁は大きく目を見開いた。
傷付いた顔で。
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