一緒にいられた時間
出会い
その少女は多くの持病抱えていた。

体を蝕む毒を体にため込んでいた

なので、学校にも行けなくずっと入院していて

彼女の腕や足にはその毒を少しでも消すために多くの管がつながっていた。

私が彼女を初めて見たのはひどい肺炎になって少しの間入院していたときのこと、

まだ彼女の管が腕にしかない時

日光が差し込む廊下ですれ違った。

薬の影響だろうか、色素が抜けたとても薄い茶色の髪が揺らいでいて

日光に晒されながら反射してきれいに光っていた

その光景に見とれて思わず彼女に声をかけてしまった

最初は驚いたような顔をしていたけど

すぐ笑顔になって一緒に話してくれた

それから、私はよく彼女と話すようになった

くだらないこと、
彼女自身の事、
好きなこと、

いろんなことを話した

思ってみれば

彼女と話した時間は

すごく楽しく

時間が早く進んでいるような、そんな感覚に囚われていた

そして、彼女もまた私と同じように
楽しんでくれているようだった

私が笑えば、彼女も笑って

逆に彼女が笑えば、私は笑えた

本当に幸せな時間

でも、そんな楽しい時間も彼女の体もどんどん蝕んでいく、私と彼女の間には猛毒があった

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