【BL】お前を抱きたい
そう思い、俺は高宮さんの頭を俺の膝の上に乗せた。
……いつも変わらない、綺麗な顔…
俺はそっと、高宮さんの頬を撫でた。
…すべすべ、つやつや。
化粧水とか、沢山使ってそう…
普段は格好良い彼が、寝ている時はこんなにも可愛いなんて…
周りの女性がもっと彼に惹かれてっちゃうな…
俺は高宮さんの寝顔を誰よりも近くで見ることが出来るのを嬉しく思い、また、恋敵が増えるのが物凄く不安だった。
結局社員全員が解散したのは午前2時を回った頃だった。
「各自タクシーでも拾って帰るように~。…じゃあ、解散~」