【BL】お前を抱きたい
大分時間が経った時、痛みは完全に消え、代わりに快感が生まれていた。
「……あっ」
「…っ!」
俺の喘ぎ声に少し変化があったのだろう。
高宮さんはゆっくりとモノを抜き、動けないでいる俺を抱き締めてきた。
「…っ!高宮さん!?」
驚いて首を振り向かせると、彼は泣きながらも微笑んでいた。
「……どうしたんですか?」
焦る俺に彼は嬉しそうに、
「いや…、あんなに下手だったのに感じてもらえたのが嬉しくて…」
と恥ずかしい事を言う。
「………っ!」
途端、俺は紅潮した。
「…腰、大丈夫か?」
彼は優しく俺の腰に触れる。