変わる想いを貴方に捧げる
☆☆22☆☆

···顔合わせ


それから・・

浅野家と海堂家の顔合わせがあり、
結婚式の話が進んで行った。

和真の母、優は
改めて鈴音にお詫びをして
鈴音が、大慌てで否定をして
みんなを笑わせていた。

優に
「三人の誰かが
気に入ってくれたらと、
軽い気持ちだったのよ。」
と、言われて
鈴音は、
「そうだったのですね。
でも、お母様、和真さんだけは
お譲りする気持ちはありませんので
申し訳ありません。」
と、頭を下げるから
尚、みんなに笑われていた。

そんな鈴音の元に
和真が行き
鈴音を抱きしめた。

和真が女性にそんな事をすると
思っていない
浅野の両親は、驚きを隠せずにいた。


すると、蒼真が
「鈴音ちゃんにだけですよ。
鈴音ちゃんは、兄さんにとって
本当に特別なんです。」
と、言うのを
拓真も晶も、深く頷いていた。

弦と由奈は、それを嬉しそうに
見ていた。

式は、身内だけで行い
披露宴はしない。

式を挙げたら
二人は中国の曾祖父様と王さんに
ご挨拶に行き
そのまま旅行に行く事になった。

浅野の父・真吾の計らいだ。

学校に勤める弦に
迷惑をかけないように。
それに、和真が鈴音を皆に見せる必要ない
と、独占欲で言い切るから
みんな、納得してしまった。
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