変わる想いを貴方に捧げる
☆☆19☆☆

···お願いします


蒼真は、良い計画を思い付いた。

それは、二週間後に
ドイツでオープンするホテルを
記念して
日本の関係企業、
日本滞在のドイツの大使館の方々を、
日本のホテルにお招きする。

ドイツのホテルの様子も
中継を行う予定だ。
それが、この間視察したホテルと
なっている。

そこに鈴音ちゃんを招待する。
拓真にエスコートさせて

鈴音ちゃんを呼ぶのに
晶には、協力をしてもらわないといけない。
晶に話してから
鈴音ちゃんのご両親にも
お願いに行く。

晶は、かなり悩んでいたが
「わかった。
私も蒼真兄さんにかけたい。」
と、言ってくれた。
拓真は、
「兄貴がこれで、何もない時は?」
「「ないときは?」」と、蒼真と晶。

「俺は、本気で鈴音を俺のものにする!」
「ええっ、拓真兄さん?」と、晶。
「惚れてると思っていた。」と、蒼真。

晶は、秀斗に鈴音を残業させるように
頼んでから
蒼真と鈴音の両親に会いに行った。

蒼真は、先日のお詫びをしてから
空港での兄の様子、病院での様子を
赤裸々に語り、
先日のホテルの話もした。
「お願いします。
もう一度だけ
兄にチャンスを
与えて頂けませんか?
また、娘さんを傷つけるかも
しれませんが、
どうか お願い致します。」
と、土下座をして頼んだ。
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