変わる想いを貴方に捧げる

···お詫び


弦と由奈は、
鈴音が、彼をを忘れようとしながら
忘れられずに苦しんでいるのを
知っていた。

それに蒼真の話を聞いて
彼が鈴音を守り抜いたのは
明白だったが·····
弦は、悩んだ
もし·····
だが、由奈は
「宜しくお願いします。」
と、言った。
三人が、弦を見つめる。
頭を一度上に上げてから目を開き
蒼真を見て
「わかりました。
  彼にもう一度だけ。」
と、言ってから
「もしこれで、ダメなら
鈴音には、きっぱりと忘れさせます。」
と、言った。

招待内容は、この間のお詫びを
お祖父様が是非したい
と、いう名目でお誘い致します。

それに、晶も出席しますから
秀斗先生がパートナーで。
と、伝えると
両親は、それを聞いて安心した。

晶は、招待状を鈴音に渡して
ドレスを選びに行く事にした。

招待状は、王さんが
上手く作ってくれた。
本物の招待状は、もう発送済みだったから。

王さんは、凄く楽しみにしてくれて
「本当に日本に行こうかな。」
と、言ってくれた。

晶は、鈴音に招待状を渡して
「一緒に行ってくれる?」
と、言うと
「私なんかが行っても
   良いのでしょうか?」
と、言うから
「もちろんよ、鈴音の為なんだから」
晶は、これは嘘じゃない
と、自分に言い聞かせた。

それからは、ドレスから
飾りものや靴まで決めて
エステに行き
当日は、美容室に行き
パーティーに出席する手筈を整えた。

支払いは、全て曾祖父様がする
と、言ってくれた。

本当に·····御詫びとして·······
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