あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「これ、巻いときな。」

「あっ、芳樹くん…。」

「だめじゃん、ちゃんと暖かくしないと。」


夜は余計寒いんだから、と芳樹くんは私の頭に手を置いた。


「なんかこんな真っ暗の中外出るの変な感じだね。」

「だね。…あ、後で温かい飲み物でも買いに行こっか。」

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