あっちじゃなくて、俺のほう向いて。
「あ、でもまぁそれなら話が早いや。部屋、百合と同じでいいなら全然貸すし!」

「ほ、ほんとに?」

「芽依ちゃん細いから、なんなら服も百合の貸すよー。」


絶対似合う、と百合ちゃんは笑って

ね、いいよね、と芳樹に言った。


「んじゃあとりあえず俺らは1回荷物置きに帰ろっか。…百合、昼には戻ってくるからそれまで頼む。」

「わかった、待ってる。」


行こ、と芳樹に手を引かれて

私は病室を後にした。
< 519 / 594 >

この作品をシェア

pagetop