一話 秘書
突然ですが私の夢は服のデザイナーです。

その夢をひたすら追って_______






そして努力の甲斐あってかブランドの大手企業メーカーに就職した私は
就職してからはや一年。
転機は突然訪れた。






「谷川 !!」
「はいっ」
「お前何したんだ?」
「はい?」
私なにかしたっけ?
ていうか毎日熱心に仕事してるのに何を怒られなければならないのか。
「社長がお呼びだ。今すぐ社長室行ってこい」
えっ?ええええええぇぇぇぇ?!







「失礼します。」
「どうぞ。」
キィーカチャン
「君が谷川優君かい?」
「は、ハイ。」
すると社長は笑いだした。
「え、と?」
「あーすまんすまん。」
その様子に何故か社長の隣に立っている誰かが険しい顔をしている。
「君は俺に怒られると思っていたんだろう?」
「えっ?違うんですか?」
私が何かしたから怒られてもうクビ覚悟だったのに。
「違うな。」
さっきまでへらへらした感じだったのに急に真面目な顔をして。
そんな顔に私はドキッとする。
いやいや、社長だよ?あの 天水真斗(あまみずまさと)イケメンで知られるけど仮にも社長だし…
「君に社長と副社長の秘書をやってほこっちもしい。」
「ひ、秘書って…」
「詳しいことは副社長に聞いてくれ。」
副社長ってもしかして社長の隣にいる人?
副社長は 内藤伯(ないとうはく)こっちもイケメンだけど…
カチャン
「では、ついてこい。」
「は、はい。」
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