拝啓、何億光年先の雨より
ep.1 夕方の続き
君を思い描く夢は見れたとしても
君と話し笑い合う夢は見れない。
それほど、君の存在が大きくて
脆くて、ちっぽけな自分が憎い。
何も出来ない自分が、とてつもなく憎い。
君の、後ろ姿ばかり見つめた。
臆病な自分は、真正面から向き合えない。
だから、今度こそ
君と向かい合えたら、と思った。
どんな手を使っても、
この手が汚れたとしても
君と、正面から逢いたいよ
_______ep.1「夕方の続き」