極上男子っ!?
「!?」
驚きのあまり声にならない声を上げる私をよそに、櫂くんはそのまま満足気に教室を出ようとする。
待って待って…!?
助けを求めるように悠亜を見れば悠亜もさすがに焦って立ち上がっていた。
「ちょっと櫂!ひなになにすんの!」
「んー?別に、ちょっとこいつに用があるだけ。焦んなくても悪いようにはしねぇよ」
な?と私に口の端をあげて笑いかける櫂くん。
な?と言われましても!?
「ひなに乱暴なことしないでよ!?」
わかってるよ、と楽しそうにいいながら櫂くんは出口まですすむ。
頭の整理がつかず、私はそのまま大人しく担がれているしかなかった。
「櫂。さすがに女を二度もかつぎあげるのはどうかと思うが」
教室の入り口で待っている龍さんが口を挟む。
その隣でくっくと天くんは笑っていた。
「仕方ないよー龍。オネーサンが逃げないようにしなきゃダメだもん」
「そういうこと」
櫂くんはそういって教室のドアをぴしゃりと閉めてしまった。
そのまま龍さん、天くんを連れて第二校舎へ向かっていく。
その間私はというと、担がれたまま周囲の好奇の目にされされ、ただただ怯えて祈りを唱えておくしかなかった。
驚きのあまり声にならない声を上げる私をよそに、櫂くんはそのまま満足気に教室を出ようとする。
待って待って…!?
助けを求めるように悠亜を見れば悠亜もさすがに焦って立ち上がっていた。
「ちょっと櫂!ひなになにすんの!」
「んー?別に、ちょっとこいつに用があるだけ。焦んなくても悪いようにはしねぇよ」
な?と私に口の端をあげて笑いかける櫂くん。
な?と言われましても!?
「ひなに乱暴なことしないでよ!?」
わかってるよ、と楽しそうにいいながら櫂くんは出口まですすむ。
頭の整理がつかず、私はそのまま大人しく担がれているしかなかった。
「櫂。さすがに女を二度もかつぎあげるのはどうかと思うが」
教室の入り口で待っている龍さんが口を挟む。
その隣でくっくと天くんは笑っていた。
「仕方ないよー龍。オネーサンが逃げないようにしなきゃダメだもん」
「そういうこと」
櫂くんはそういって教室のドアをぴしゃりと閉めてしまった。
そのまま龍さん、天くんを連れて第二校舎へ向かっていく。
その間私はというと、担がれたまま周囲の好奇の目にされされ、ただただ怯えて祈りを唱えておくしかなかった。