冷たい君の不器用な仮面







***









「ねー、涼那ちゃん。お昼一緒に食べない?」







「嫌ですけど」






「よーし、どこで食べよっかあ!」








「私の意見に耳傾けようかあ」









私は相変わらず自由で軽い瀬戸くんを目の前に、はあっとため息をついた。







……レイのお見舞いに行ってから今日で3日がたった。







この3日間、レイやユウとは会ってないし、連絡もきていない。
もちろん、バーにだって行ってない。








__……でも正直、この3日間ずっとレイたちのことばかり考えている。







忘れよう、出会ったことも、仲良くなったことも記憶から消そうと思っても、なぜかふとした瞬間に思い浮かぶレイの顔。







過ごした時間は少ないのに、何でこんなにもレイの存在が大きくなってしまったんだろう。







……多分、レイにとっては私がいなくたって何も変わらないとは思うんだけど。








そう思うと、やっぱり寂しくなる。








あのレイの素っ気ない態度は、最初に会った時からずっと変わらないはずなのに。







あの時、あの瞬間、






今までと変わらないあの態度に







……突然悲しくなったんだ






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