冷たい君の不器用な仮面
「あのね、瀬戸くん。瀬戸くんはすごく人気者でしょ?」
「?そんなことないと思うけ__」
「だからね、私と瀬戸くんが2人でいたらどうなると思う?」
「カップルだと思われてー、みんなから祝福__」
「されないのは分かるかなぁ!私は瀬戸くんと一緒にいたら、学校内の女子総勢を敵に回すことになるの!!
「だいじょうぶだよ!俺が守るから」
「あああああ」
なんっっって話が通じないお方!!
軽い上にバカとはどうしようもないじゃん…
私は説得するのを諦め、瀬戸くんをおいて教室に入った。
……優しく断ってあげようという心遣いはいらなかったな
もう完全に無視しよう
私は心の中でそう決め、机についた。
すると横で机に突っ伏しながら寝ていた太陽が、顔を上げた。
「どこに行ってたんだよ涼那」
「えーっと、瀬戸くんと昼ごはんを…」
「……瀬戸と?」
ああやっぱり不機嫌だ……