冷たい君の不器用な仮面














「__っやっと玄関……!」








私は疲れた……と呟きながら、目の前の下駄箱を見る。







……学校出れば少しは歩きやすくなるし、早めに着けるよう急ごう…






でも、歩きやすくなるってことは私とレイが一緒にいるのがちゃんと見えてしまうって訳で。






さっきまでの道のりは、人が多くて全然目立たなかったけど、外を出てからは違う。







ちょうど下校ラッシュだし、沢山の人の目についてきまうのは目に見えてる。







ましてや一緒に帰るだけじゃなくて、体を支えながら歩くんだもん。







……いくらなんでも注目の的になりすぎるシチュエーションだな……







どうしよう……とひとり迷っていると、さっきまで大人しく支えられながら歩いていたレイが、顔を上げた。








「……玄関……出ろ」







「……?う、うん」








…うーん、このままだと人目が……って、そんなこと気にしてる場合じゃないか。






レイの体が弱ってきてる今、早くレイをバーに送り届けることが最優先だよね!






私は急いで自分とレイの靴を下駄箱から取り出し、2人で玄関を出た。








瞬間







「__……っユウ?!」








校門の前に、黒い車を止めたユウの姿が目に飛び込んできた。








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