冷たい君の不器用な仮面




「__……はっ」





そんな私に、レイはまた小さく笑って私を見上げた。




「…なんで学校行かないとお前に怒られんだよ……」





そう言って私を見つめるレイの目には、すごくすごく柔らかくて優しい光が灯っていて……



その瞳に、私の胸が大きく鳴った。







「…あと…さっき言おうとしてた…のは、今日は別に不機嫌だった訳じゃなくて…」




レイは急に視線を逸らす。





「今日お前に話しかけられなかったのが、なんか…イラついてただけだ………」






小さな声でそう呟いたレイは、布団で顔を隠した。






「……っ…何言ってんだ俺…」






そんな布団から見えるレイの耳は、少しだけ赤く染まっていて…





……私は思わず、抱きしめたくなってしまった。





「ねぇレイ__」





私はレイに向かって1歩足を踏み出す。






ビクッ





__その瞬間、レイの体が揺れた。









「……ぁ」






そこで私はハッとして、また1歩下がる。





……今、何やろうとしたんだろ……私。





レイにとって私は触れちゃいけない存在なのに。




ちゃんと、頭で理解してたはずなのに……






_私は小さくふっと息をつき、






「……それって…不機嫌って言うんだよ、レイ…」





と、笑った。


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