冷たい君の不器用な仮面
「……は!」
私はふと我に返って、ブルブルと頭を振った。
ついつい、長間時見てしまった…
……だって…初めて見たんだもん…こんな隙だらけのレイ。
……不可抗力だよ…っじゃなくて!
レイの誤解を解かなくちゃ!
私はもう一度頭を大きく振って、口を開いた。
「レイ。ちょっと聞いて」
私は優しい口調で、話しかける。
「私、レイが学校来た時びっくりしたけど…嬉しかったよ。嫌なわけないでしょ?
……ていうか、つい昨日私レイたちのこと嫌じゃないって言ったばかりなんだけど?」
私は話しながらも、ベットの周りを回ってレイの前へと足を進める。
「あとね、今日話しかけなかったのはレイに迷惑かな…って思ったから……
私とレイが関わりあるってこと知られたら、なんか妙な噂立てられそうだし…レイ割と有名人だし…」
トン…トン…と、私の足音と声だけが部屋に
響く。
「だから遠慮して、今日一日話しかけないようにしてたんだ。
で、夜にバーに行ってレイに聞こうと思ってた………
………ということだから、レイが良いなら次は絶対話しかける!」
…トン。
私はレイの目の前に立ち、ニッコリ笑った。
「だからさ、レイ。もう学校来ないとか言わないでよ……ていうか来ないと怒るから!」